都市厚生常任委員会 行政視察

三浦市議会「都市厚生常任委員会 行政視察」に参加しました。

視察先は、新潟県妙高市・上越市です。

1日目は妙高市。
平成19年に新井市・妙高高原町・妙高村を編入合併し、
市名は妙高山にちなみ「妙高市」と命名して誕生しました。
妙高山麓一帯は上信越高原国立公園に属し、雄大な自然景観と四季折々の変化に富み、
多くの温泉やスキー場などの観光地を抱えています。
面積は445.5㎢、人口規模は約3万5千人で、高齢化率は31%となっています。

高齢者を支える「地域安心ネットワーク推進事業」
について研修をさせて頂きました。

過疎化、高齢化が進む妙高市は、平成20年度より
地域住民、地域組織、各種サービス関係者(保健、医療、介護など)、
民生委員、社協、行政などによる地域支え合いのネットワークを構築することで、
限られた資源を強い連携で結びつけて最大限に生かすための、
「地域安心ネットワーク推進事業」を実施しています。
社会福祉協議会への委託事業で、社会福祉士2名を採用し、総事業費は約1,500万円です。

三浦市の高齢化率は33.2%で県内一位であり、
改めて地域ネットワークの再構築を考えていくべきだと痛感しました。

「地域安心ネットワーク推進事業」の事業内容は…
①地域支援専門員による、要支援・見守り等のコーディネート
 及び地域連携会議あるいは地域支え合いマップの作成
②見守り活動の普及
③高齢者見守り拠点の普及
④地域外ボランティアの育成

事業スタートに当たって、平成20年度~22年度には高齢化、
過疎化が著しく進展している28集落をモデル事業とし、
23年度~25年度は高齢化率29%以上の集落や隣接する100町内会を対象として
実施しています。この取り組みが効果があると判断し、
27年度までに残りの64町内会、集落にも広げ、全市で取り組むようになりました。

支援が必要な住民(高齢者独居世帯・高齢者のみ世帯・高齢者日中独居世帯等)
を対象とし、見守りが必要な人や世帯に対し、日ごろから付き合いがある方2~3名に、
身近で穏やかに支援をする「生活支援員」になってもらいます。
また、地域に核となる「地域支援員(地域で活動されている住民)」を配置します。
対象者には「連絡ノート」を作り、それを介して、民生委員・社会福祉協議会・行政と連携し、
情報を共有しながら孤独死などの発生が起きないよう見守りを行うものです。
無償ボランティアでの活動は、使命感や義務感にとらわれなく活動しやすい
との委員からの声があがっており、
現在までに、1,013ネットワークが構築されて活動をしています(実働634ネットワーク)。

また、引きこもりをさせないようにと、地域の集会場などで、
「つどい」と称する居場所作りが行われ、元気茶屋、地域元気教室、ラ・フランスなどの
ネーミングでのミニサークルも活発に活動。
男性の参加が少なく苦慮しているために、参加率が高い「筋力トレーニング講座」
のような数字が毎回確認できる講座を開き参加促進の工夫をしているそうです。
 そのほか、市内にある高校の生徒に、ボランティア活動に参画してもらうなど、
ボランティア育成事業にも取り組んでいます。

それぞれの地域に根ざした見守りネットワークの構築が必要です。
見守りというと、支援者側に役割や責任が重く問われるようで、
その担い手確保が課題とされますが、妙高市では、
昔ながらのご近所づきあいのような「ゆるやかな」見守りによって、
生活支援員を確保し、1,013個ものネットワークの構築を実現したことは、
大変参考となりました。

ご指導頂きました妙高市議会議員、
妙高市役所職員の皆さまにはお世話になりました。
誠にありがとうございました。
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「運は天にあり 手柄は足にある」上杉謙信

三浦市議会「都市厚生常任委員会 行政視察」の二日目は、
上杉謙信のふるさと上越市でした。

上越市は、平成17年に全国最多となる14町村の大型合併によって生まれました。
そのような事情もあって、地域の一体感と郷土愛の醸成を目的に実施しているのが、
子どもたちの体験活動プログラム「謙信Kidsスクールプロジェクト 海と山と大地の楽校」です。

「ふるさと上越を語ることができる子どもを育てる」ことをねらって、
総予算約500万円、年間869名定員に対して約700名参加の事業規模となりました。
上越市生涯学習推進課が、自然や歴史、文化などの特色を生かした33の楽校(がっこう)
を企画し、市内小学生が地域性ある体験活動を通して学び、
そして郷土愛を深められるようにしています。スタッフとしては
上越市教育委員会の職員を中心に、活動拠点の地域の方々、専門分野の講師、
大学生ボランティアなどで構成されています。

具体的な事業内容は、一番人気の「科学の楽校」はじめ、
合併前の地区の特性を活かした「雪」や「雅楽」「そば」の楽校、
前島密生誕地ということで「手紙の楽校」上杉謙信の居城春日山城があることから
「謙信の楽校」等様々な魅力ある事業が企画されています。

ご指導頂きました上越議会議員、
上越市役所職員の皆さまにはお世話になりました。
誠にありがとうございました。
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