今夏の一般公開に先駆けて、整備中の「小網代の森」に慶應義塾大学 岸名誉教授の案内で特別に視察をさせて頂きました。

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「小網代の森」は、森の水源から湿原、河口までが
自然状態のまま保全される関東•東海地方唯一の大変貴重な場所です。

ひとつの流域まるごとの全面保全は日本でも唯一といわれ、
まさしく奇跡の自然なのです。
視察で撮った写真で「小網代の森」の魅力の一部を紹介させて頂きます。

今回は、白髭神社側から入りました。
「小網代の森」の入口手前に、4基の仮設トイレを設置予定です。

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写真の場所は「宮の前の峠」。分水嶺になっていて、
ここから先が「小網代の森」区域スタート地点です。

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入り口付近にある看板。
岸名誉教授の夢は、「小網代の森」が
「ラムサール条約」登録地の指定を受けることです。
一昨年、「鳥獣保護区」の指定を受けたことで、
ラムサール条約という夢実現に大きく近づいております。

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この場所に、干潟を作ろうとしています。
実現すれば、ボードウォークの真下で
チゴガニのダンスが見られるようになります。

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「エノキテラス」
奥にシンボルとなる榎(エノキ)が立ち、大きなステージがあるテラス。
ここで「小網代の森オープンセレモニー」が開催される予定です。

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「ヤナギテラス」
2009年から手をかけて湿地に変えていきました。
岸先生が蛇柳(じゃやなぎ)を植樹して、
木が多少ある湿地(ソワンプ)にして サラサヤンマが育つようにしました。

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「小網代の森」の下流域では、初夏、ゲンジボタルで一杯になります。
六月上旬が見頃ということです。オープン後の来年夏が楽しみですね!