地域医療政策セミナー

東京都市センターホテルにて開催の 全国自治体病院経営都市議会協議会主催『第10回地域医療政策セミナー』に 三浦市議会都市厚生常任委員会メンバーと三浦市立病院職員が参加しました。 平成25年度三浦市立病院は黒字経営ですが、 今後も地域医療を取り巻く環境は厳しくなります。 医師不足・偏在問題をはじめ、地域における医療現場の実態について 詳しいお二人の講師により、地域医療をいかに守り育てるかについて、 それぞれのご経歴や実務経験を踏まえたお話を伺います。 『激動の時代の病院経営とは        ~これからの経営マネジメントと地域連携を考える』 講師:社会福祉法人恩賜財団 済生会 正木義博氏 横浜市東部病院を黒字化した経験をふまえて、 病院をいかにして変えていくか?が今回の講演テーマ。 元早稲田のラガーマン、チーム一つの塊となって、病院を改革していくべき。 病院というのは、装置産業→ベッドが埋まらない(8割)と赤字になる。 → 病床が埋まらなければ対策を考える!   救急を断らない病院に(救急の半分は入院に繋がる)! 1.医療を取り巻く外部環境の激しい変化 <診療報酬改定率の推移>→ 1996年を100とすると、 2014年では、90.154で、9.846%の減少(消費税対応分を除く) <社会保障制度改革国民会議報告書(25年8月6日)> 「地域医療完結型」の方向へ→ネットワークの構築(医療・介護・福祉) 「どれほどの病院がついていけるか?」 <26年度診療報酬改定から基準の見直し> → ①高い精度の要求 国としては、7対1病院を半分にしたい ②十分な職員の配置 ③在宅復帰機能の強化 在宅復帰率の追加要件 75%以上 <自治体病院 経常収支の状況> 黒字病院 53.6% 赤字病院 46.4% 自治体病院は黒字が減少している…23年53.0%→25年46.4% <今後制度改定が考えられること> ●DCP暫定調整係数削減 ●入院対外来比評価の復活? ●紹介状をもたない外来患者の負担増 5,000円予定 2.病院改革を推し進める ●外部環境への対応 ●健全なる経営組織体 ●医療の質の向上 これから病院が向かうべき方向・目標を明確にする ↓ 行動計画書を作成する ↓ 戦術にのっとり実行 ↓ 病院が立てた行動計画の成果 を広報する 3.バランス・スコアカードを使った計画立案(BSC) <BSCの基本構図> ●財務の視点 ●顧客満足の視点 ●業務プロセスの視点 ●学習と成長の視点→忘れられがち 職員の満足・働く喜びの向上 組織への帰属性向上 BSCとは、1992年米国ロバート・キャプラン教授が発表した業務評価システム。 未来志向、バランスの取れた経営。 ⇔ 財務指標等の古典的経営管理には、ビジョン・戦略はない 「ビジョンを作成しなければ改革出来ない」 ビジョンを達成するために戦略を策定し、その戦略を実際に遂行していくためには、 具体的な行動の戦術が必要で、その戦術を記す計画書が重要である。 <全職員で年度行動計画をする目的> 組織のベクトル合わせによる組織の活性化と変革 行動計画書は部署、「チームで作成」 KGI(数値目標値)を設定 個人目標は人事評価に繋がる → 部署から個人へ 400床病院で 入院単価10万円に・外来単価もアップ 4.患者さんサービスを行う <クリニカルパスを作成> <やさしさ・挨拶・マナー・接遇> 朝から患者さんをお出迎え・車椅子を準備 <疾患説明書> <公開講座の充実> 出前講座を実施、地元のイベント参加 5.連携(ネットワーク)システム作り <医療ネットワークの構築> 「病診連携室」「病床管理部」という部署 救急患者の50%が入院患者になる。 医療・介護・福祉に関わる部署が連携 <医療人の育成> <地域包括ケア病棟> 熊本市では急増 6.医療連携強化のための努力 <ドクターの営業努力> ●実習・研修受け入れ ●カンファレンスの開催 ●ドクターの地域派遣 ●患者紹介・逆紹介 逆紹介率190% 7.最近の連携医療 転院率 通常5%、熊本病院は29% ※地域に診てもらうようにする(リハビリ等) 平均在来日数 約9日 〈これからの連携医療体制の構築〉 地域包括ケア病棟 在宅患者をしっかり診る 回復期医療施設が連携の中心へ 8.事務の仕事を変える <経営マネジメントは事務の責務> 経営管理 医療の判る事務職員の育成 コメディカルが協力的な病院 人的要素が重要  → 医師が働きやすい環境へ(学会や資格を受けやすく等) 「経営企画室」情報収集、分析 9.「チーム」を作る スクラムのようなチームワークを! 人事制度マネジメント→プロフェッショナル集団・職員と家族の幸せ まずは繰入金返上 チームリーダーを育てる→ ●何が問題なのか見つけ出す力 ●大きな夢と希望を持ち語る力 ●部下への心配り、部下を信じ、勇気を与える力 ●あふれる自信、諦めない精神力 ●成功への強い決意と多くの知識、実行力 10.経営マネジメントを行う 専門家以外の仕事は全て事務方の仕事 <地域ニーズに応じた医療実現への努力> 組織・財務・業務・マネジメント分析を行い月次報告をする <質の高い医療の実現> 11.今、病院に求められているもの ●経営資源を集中できるか?「人」が大事 ●地域の信頼 ●質の高い医療の提供 ●いかに早く組織改革ができるか ●職員が一丸となりチーム化できるか 病院改革の見える化→ BSCの活用 「地域への貢献、患者さんの喜び、そして職員の幸せを」 『志を救われた泣き虫小児科医の一例』 講師:兵庫県立柏病院小児科部長 和久祥三氏 「丹波の事例から、和解の心を知ってもらいたい」 <地域医療とは…?> 医師や医療従事者が地域の住民に働きかけて、 疾病の予防や健康の維持、増進のための活動を行うこと。 地域医療の主語は…「住民」「医療者」「行政」 「心」医師の志・住民の心がけ 「技」医療・行政システム 「体」医療スタッフ・お金 <医療崩壊> 大学病院の独立採算 平成16年度「新研修医制度」→ 人材派遣システムの崩壊 医師数国際比較…日本は最下位から4番目 2.1人/人口千人当たり ギリシャ 5.0人、ベルギー 4.0人、ドイツ 3.5人、 米国 2.4人、カナダ 2.1人/千人当 <小児科医は三重24時間拘束苦> 周産期医療 一般・救急小児科外来 一般小児科入院管理     全て24時間即対応 <医療者自身もその家族も「医療崩壊」の犠牲者に> 患者の親が、医師の過酷な勤務実態を知って…丹波新聞の足立智和氏が介入 ●当直明け36時間連続勤務 ●外来・入院・救急・緊急手術の綱渡り ●患者の無理解によるコンビニ受診 丹波の母親たちが本気になり、母親たちが主語になった。→ <県立柏原病院の小児科を守る会>設立 住民運動が立ち上がる→ 守る会のスローガン ●コンビニ受診を控えよう ●かかりつけ医を持とう ●お医者さんへ感謝の気持ちを伝えよう <守る会のノーベル賞級の活動とは?>→ 「医療の不確実性」を母親たちが伝える 181カ国の妊産婦死亡率→398人に一人が亡くなる 日本のデータは…14,286人に一人。 「お産は危険という前提」→訴訟の対象→産婦人科を選ばなくなる 救急医や外科医も訴訟リスクで医学生が選ばなくなる。 「守る会」は、柏原病院の小児科だけでなく、日本の医療を守ろうとしている! <丹波医療再生ネットワーク>設立 「私の講演以前にコンフリクト(紛争・葛藤・ケンカ)に対する 問題解決・和解の方法をご存じでしたか? → NO 91.4% 「我々の日常はコンフリクト(矛盾と対立)に充ち満ちている…」 個人:葛藤、個人間:いさかい・争い・揉め事、 集団内:内部紛争・派閥・いじめ、集団間:抗争・紛争 『あの人と和解する』井上孝代著 「和解」の方法とは?→ <トランセンド法(超越法)> 国連アドバイザー ヨハン・ガルトゥング …「妥協」いう両者に不満が残る低い目標ではなく、 仲介者をつけることで「両者の希望の総和+α」の解決地点を模索する コンフリクトは… ●二つ以上のゴール(目標)が両立・共存しない状況 ●人間社会にはつきものの現象 ●ミクロからマクロまで様々なレベルで生じている。 ●それ自体が善または悪であるというものではない 人間関係や社会関係を発展させるのが、「矛盾」であり、 人間を発達させる原動力となるのが「矛盾(コンフリクト)」 <トランセンド法の特徴> ①基本姿勢「共感」「非暴力」「創造」 ②一方的決定の先延ばしをして、各当事者と別々なところで会い、対話する ③別々の場所での聴取なので感情処理が容易 ④各当事者の理想的な結果は何なのかを各々から聴く ⑤ブレーンストーミングで批判無しで話し合う ⑥当事者双方の基本ニーズが満たされ、 コンフリクトの5つの結果に照らし合わせ紛争を転換 <コンフリクトの過程の結果> ①A1が勝つ(暴力・審判) ②B1の勝つ(暴力・審判) ③撤退(言い逃れ) ④妥協(交渉) ⑤超越(対話) 妥協しながら、蛇行しながら超越点を目指す ⇒ 今回の場合は…「地域医療を守ろう!」という理想に辿り着く <トランセンド法の心理的プロセス> レベル1.ウィンルーズゲーム…最も原始的 正義は一方 レベル2.ゼロサム・ゲーム…認知の拡大で妥協 レベル3.ウィンウィン・ゲーム…二つの結果を可能にする レベル4.トランセンド法…

海上からの台風18号被害検証

台風18号の被害状況について、海上からの確認に立ち会わせて頂きました。 三崎港赤灯台と二町谷防波堤等の被害検証を行いました。 船を出して頂きました丸十丸さんには大変お世話になりました。 誠にありがとうございました。 うらりから乗船させて頂いた丸十丸さんの船です。大変お世話になりました。 三崎港の赤灯台の土台が真っ二つに分かれてしまっています(青い矢印)。 また、赤灯台に備え付けられた太陽光発電の装置が無くなっています(赤い矢印)。 灯台の管理は「横須賀海上保安部」、土台の管理は「神奈川県」になっています。 二町谷防波堤の破損個所、青い矢印の部分がソックリ壊れてしまいました。 二町谷防波堤等の管理は「神奈川県」です。 二町谷埋立地裏の防波堤、最近1.6mのかさ上げをしましたが(青い矢印部)、 今回の台風による波は、それをはるかに越えました…。 現在までの越波対策工事は途中段階です。 埋立地裏側の防波堤には、さらに大型70トンのテトラポッド1,000個が追加されます。 完成後に検証しなければ、最終的な防波能力は判断できないのです。…

三浦市青少年問題協議会地区大会講演会

『第50回三浦市青少年問題協議会地区大会講演会』に参加しました。 テーマは「こどもに係るサイバー犯罪等の現状」。 講師は特定非営利活動法人NPO情報セキュリティフォーラム 理事•事務局長 植田 威氏が務めます。 携帯電話やインターネット、LINEなどで出会い系サイトのようなトラブルに 子どもたちが巻き込まれるケースが増えています。 このような問題を解決し、青少年が元気に健やかに育つためには、 地域•家庭•学校はどうしたらよいのか…? ネットトラブルの事例をはじめ、子どもたちの間に普及している 無料通話アプリ「LINE」のしくみや機能、 使用する際の注意事項等について学習を深めました。 携帯やネットを使っていくためには、 「子どもと大人が話し合い、子どもが認めたルールが必要」ということです。 以下植田威氏の講演内容です。 「道具は目的をもって使用する。 ネット、スマホ、アプリ等を使う目的は…?」 子どもたちにそれを考えさせる。 <ネット依存> 中高生51万人「病的」12人に1人、 ネット依存が強いと昼夜が逆転し、睡眠障害などにつながる。 スマホは学力の敵⇒ 利用時間が長いほど成績が低い 学力全国1位 秋田県•2位 福井県 核家族化していないことが要因ではないか? <スマホ子守> 乳幼児向けアプリやアニメ  ⇒ 手の機能や五感を育むことに悪影響 <サイバー犯罪> ●不正アクセス禁止法違反 ●詐欺 ネットを通じての売買トラブル ●児童ポルノ <ネット利用に必要な3つの力> 子どもによるきづきの学びが必要 ①判断力 ネットの情報は正しいか嘘か、安全か危険か、見分ける力 ②自制力 出会い系サイトや違法有害サイトをガマンできる、引き返す力 ③責任力 トラブルや事件に対し社会的な責任を負う力 <ネットトラブル> ⚫︎迷惑メール ⚫︎架空請求 消費者ホットライン ⇒ 0570064370 <SNSサイト掲示板トラブル> ⚫︎出会い系として利用 ⚫︎悪意ある書き込み ⚫︎不正なサイトへのリンク ⚫︎ネットいじめ 誹謗中傷→個人情報を出しているため ⚫︎ネットへの写真流出 「プロバイダ責任制限法」 発信者情報の開示請求が出来る ネットトラブルで「匿名性」は担保されません! <まとめサイトの課題> 閲覧者が増えることで、アフィリエイト(広告収入)が入るため、 サイト運営者は投稿削除を拒む場合もある! <炎上させないための心掛け> ①SNSでの書き込みは誰にでも見られていると覚悟する ②一度拡散した情報は取り戻すことができないと肝に銘じる ③個人情報や写真の公開には細心の注意を払う <SNSサイトから考える子ども考> 自分を表現したい 自分をわかってほしい、という気持ちが強い。 SNSは自分をわかってくれる誰かを探す場。 <位置情報も重要な個人情報> 撮影した写真データに位置情報が記録される。 スマホのカメラのGPS機能をOFFに! 初期設定はONになっています。 <サクラサイトの詐欺> 芸能人を装ったサクラが出会い系サイトに誘導し 高額請求を騙し取る「サクラサイト商法」 <リベンジポルノ> <セックストーション> 卑猥な写真をネタに脅迫 <スマホの情報セキュリティ対策> ●盗難•紛失 ●ウィルス対策 ●情報漏洩 <携帯•スマホ紛失時の連絡先> ドコモ:0120524360 au:  0777133 SB:   08009190133 <無料通話アプリの検証>LINE LINEでの喧嘩が殺人に… LINE自体に出会い系の機能は無いが、 LINEのIDから不特定多数に繋がる! LINEのID検索•公開機能⇒ 出会い系への連絡ツールに LINEの不安と原因 ①勝手に友だちが追加される ②知らない人が友だちになる ③知らない人からメッセージがくる 対策1:初期設定時のアドレス帳送信は慎重に 対策2:「友だち自動追加」をオフに 対策3:「友だちへの追加を許可」は絶対オフに 対策4:IDを設定している場合は「IDの検索許可」をオフにする 対策5:知らない人からのメッセージは「ブロック」で 対策6:LINEの不正アクセスを防ぐために 「他端末ログイン許可」をオフにする <我が家のルールを作ろう!> ①ネットの影を意識して使う ②自分の身は自分で守れ、常にリスクを意識しよう ③自分がされて嫌なことは相手にもしない。他人に迷惑や危害を加えない ④個人情報は一度入力したら、二度と取り戻せない ⑤カメラ付携帯は著作権や肖像権侵害に注意して使う ⑥公共の場での携帯電話の使い方、マナーに気をつける。 「ルールは、大人が決めたルールではいけない。 子どもと大人が話し合い、子どもが認めたルールが必要」 <子どもを有害情報から守るために     ~ペアレンタルコントロールの実践> 保護者による子どものメディア利用の管理•監督 ●利用時間の制限 ●内容選択•フィルタリングの設定 iOS:機能制限 使用させるアプリをコントロール Android:コンテンツフィルタリング 子どもの習熟度に応じてダウンロードできるアプリをレーティングを設定 <今、家庭•地域•学校が取り組むこと> ネットの世界に逃げなくてすむ子どもを育てる ⇒ 実生活でのコミュニケーションをうまくとらせてあげる機会を設ける。 子どもたちが、学校、地域社会、家庭で気持ちよく過ごせること。…

三浦市議会第3回定例会本会議 最終日

本日、三浦市議会「第3回定例会本会議」最終日でした。 議案第35号~第56号に加えて、「教育委員会委員の任命」、 「公平委員会委員の選任」同意についての2議案が追加され、 委員長報告の後採決が行われまして、無事に可決承認されました。 「三浦市議会 議会報告会」が、三浦市議会として初めて 10月18・19日各地区にて開催されます。 今回の議会で審議されました「決算」そして「議会基本条例」についての 報告を予定しておりますので、ご期待下さい。 「三浦市議会 議会報告会」   10月18日(土)14時00分~15時30分 潮風アリーナ(研修室)   10月19日(日)14時00分~15時30分 青少年会館(ホール)       10月19日(日)19時00分~20時30分 南下浦市民センター(講堂) http://www.city.miura.kanagawa.jp/gikai/gikaihoukokukai.html

三浦半島学童保育研究集会

汐入の総合福祉会館で開催の 「第11回三浦半島学童保育研究集会」に参加をさせて頂きました。 参加者は総勢308名でした。 2015年4月実施の「子ども子育て支援新制度」に向けて、 学童保育の施策も大きく変わろうとしています。 三浦市には、8つの小学校がありますが、学童は4つしかありません。 学童保育がない学区に住む児童は、学区変更して遠い学校まで通学する場合もあるのです。 【放課後児童クラブ(学童クラブ)とは?】… 共働きや母子・父子家庭などの事情による留守家庭の小学生をお預かりし、 指導員が健全育成活動を行うところです。 国県市から補助金を受け、保護者の支払う保育料を収入として保護者会が運営しています。 共働き、一人親家庭、病気療養などの事情のある家庭にとって、 学童保育の運営を担うことは大きな負担であると言えます。 記念講演は、松崎運之助氏(夜間中学が舞台の山田洋次監督『学校』のモデル)。 「幸せになるための学童保育」をテーマに 本当に子ども好きのおじさんによる、心暖まる講演でした。 「36年前に学童保育を立ち上げました。 親としては夢が広がっていたが、運営費もない、子どもも集まらない中、 オンボロ長屋でスタートした。。。 お金が無くても、想像力で精一杯子どもと遊んだ。 子どもたちの居場所をつくる、という思いは一つだった」 「学童保育は、子どもたちのとっての最後のオアシス、暖かく見守る場所。 学校や家庭では世間の尺度でついつい見てしまう。学童は一人ひとりを大切に見ていく」 「大変だけど、どこかで親の思いを感性で伝えていくことが大事。 人間として誠実に子どもとどう生きていくか?」 「子育ては学習活動、子どもと一緒に学んでいく、歩んでいく」 「子どもに遊ばせてもらっている幸せ」 「時代の最先端、教育問題解決の手掛かりは学童保育にある」 「夜間中学で長く教員を務めていた。17時半に始まり22時に下校。 下校の音楽は、『見上げてごらん夜空の星を』。 生徒は年齢も職業も入学時期も違う。「違い」こそが、宝。 毎日の挨拶は「こんばんは」。「は」の後には思いが一杯詰まっている」 「一人も生徒がいないまま始業することもあった。 生徒が来てくれたからドラマが始まる。待っているからこそ、思いが一杯広がる。 待つことは心の充実である」 「満州生まれ、一歳で死んだ兄の分も、という思いで育てられた。 「命の後ろには無念の思いが繋がっている、 たくさんの人に支えられて、助けられて大きくなったんだ」と、母に教えられてきた」 「父は女を作って出て行く。母と子ども三人、家も無いまま河原の掘っ立て小屋に住んだ」 「保育園の保母さんの励ましの言葉に救われた。 暖かい眼差しが子どもにとっての幸せ、眼差しや励ましは、必ず力になる。 教育は祈りのようなもの」 山田洋次監督映画の『学校』に採用されたエピソード。 「夜間中学の生徒に10代の可愛い女の子がいた。 彼女の誕生日、生徒みんなが用意した彼女の机の上に一輪の花に泣きわめいた。 彼女は自分のことを「生れてこなければよかった、誕生日なんて…」と思っていた。 彼女の母は、彼女の成長に支えられ、救われてきた、という事実を知る 「あなたはあなたのままで素敵なんだから」」 「慌ただしい毎日ですが、僕らは勇気を持って立ち止まり、 見えないところにあるものを見る、そういうまなざしを深めていきたい」 「バネはマイナスをため込んでから、高く高く上がっていく。 困難ばかりだが、間違いや失敗を繰り返して成長していく。 灯台のような役割の皆さんの光が、子どもたちを照らしている。 自分の足下は照らせません。 保護者・指導員の皆さん、大事なのは皆さんの足下、健康です。 健康を守ることが皆さんの大事な仕事です。ご自分を褒めてあげて下さい」 「学童保育は、そこに通う子どもたちにとって幸せな居場所になっています。 たくさんの遊び仲間がいて、楽しさがはじけています。 見守り、寄り添ってくれる指導員さんがいるので、 子どもたちは安心して自分を輝かせることができるのです」 オープニングは、三浦半島の学童の子どもたちによるけん玉ショー! 開会のあいさつは、三浦市放課後児童クラブ連絡協議会会長の田中ひろ子副実行委員長 講師の松崎運之助さんは、とても気さくで温かく、フットワークの軽い方でした。…

旧三崎中現地視察

本日、旧三崎中学校を現地視察しました。 暫定利用として校舎の一部に市役所機能を移転します。 三浦市議会「財政問題等特別委員会」に出席、 今回はその視察と三崎高校跡地利活用方針についての協議をしました。 10月4•5日にかけて、三崎中学校管理棟に 市民協働課、契約課、財産管理課、下水道課、 市民相談室・市史編纂室・市民交流スペース・ 老人クラブ連合会・会議室等が移転予定となっています。

三浦市議会 一般質問

いよいよ本日から三日間(3日•4日•5日)、 「三浦市議会本会議一般質問」がはじまりました。 私は、本日トップバッターでの登壇です。 下記の3つのテーマで質問をさせていただきました。 議会傍聴にお越しいただきました皆様、 本当に勇気づけられました、誠にありがとうございました。   1.空き家バンク・空き店舗バンクについて ①空き家問題について ア.三浦市の現状と今後の課題 イ.市営住宅の活用等 ウ.空き家条例 ②定住促進策・地域活性化としての空き家バンク・空き店舗バンク ア.移住者・若者の優遇等 イ.シェアハウスやシェアオフィス、宿泊施設等 2.土砂災害対策について ①避難勧告について ア.避難勧告の発令基準や夜間の対応について ②土砂災害警戒区域の指定について ア.土砂災害危険箇所の扱いて ③防災の観点からのコンパクトシティ 3.おもてなしの心あふれる国際観光地三浦へ ①現在までの成果と2020年東京オリンピックに向けて ②外国人観光客へのおもてなし ア.外国人観光案内所認定制度・ご当地通訳ガイド制度の活用 イ.エコツーリズム等体験型プログラムの造成 ウ.無線LAN(Wi-fi)の普及促進 エ.メニューや案内表示の多言語化 ③ハラルフードの推進 ア.イスラム教圏の観光客誘致 イ.6次産業化としてのハラルフード ※三浦市議会は、インターネットを利用した議会中継を配信しています。 【Ustream放送】↓下記アドレスからアクセスして、録画動画を見ることが出来ます。 http://www.ustream.tv/channel/%E4%B8%89%E6%B5%A6%E5%B8%82%E8%AD%B0%E4%BC%9A-%E5%B9%B3%E6%88%9026%E5%B9%B4%E7%AC%AC3%E5%9B%9E%E5%AE%9A%E4%BE%8B%E4%BC%9A

第3回三浦市議会定例会に向けて

「平成26年度第3回三浦市議会定例会」を 9月3日に招集する旨の告示がありました。 今本会議では、平成25年度決算が審議されます。 三浦市議会本会議に向けた準備が本格化してきました。 28日は、「各派代表者会議」、その後「議会運営委員会」が開催され、 会期や議事日程、スケジュールが協議されました。 私の一般質問は、トップバッター、 初日9月3日の10時過ぎに行います。…

三崎マグロラーメンズPV動画撮影

今朝三崎花暮岸壁にて、三崎マグロラーメンズPV撮影に参加しました。 「私たちの町、三浦市を全国に伝えましょう」PVも、 いよいよ本日フィナーレ撮影。 TSUJI ZOOが歌うテーマ曲『まぐろラーメン大好きだから』にあわせて、 みんなで三浦市の魅力ある場面で楽しく踊るPVとなっています。 撮影は、5月から様々なイベントや三浦の景勝地で行われていました。 フィナーレの今回は、城ヶ島大橋をバックに三浦ツナ之介そして当市が選挙区の 小泉進次郎衆議院議員はじめ、全員集合で一緒に踊りました! このPVで、三浦市を全国に発信します!…

広島土砂災害はじめ全国各地での豪雨被害

「平成26年8月豪雨」といわれる先週からの豪雨によって、 広島土砂災害はじめ、京都、兵庫、石川、福岡等多くの被害が相次いでいます。 犠牲になられた方に対して、心から追悼の意を表するとともに、 被害に遭われた方々へ心からお見舞いを申しあげます。 行政関係者、消防隊、警察官、自衛隊、医療関係者等、 救助活動をされている方々の懸命なる努力にただ頭の下がる思いです。 広島県は元々土砂災害が多い地域で、1999年の大規模土砂災害がきっかけとなって 国の『土砂災害防止法(2001年)』が制定された経緯もあります。 広島県内の「土砂災害危険箇所」は、全国最多の3万1,987ヵ所に上ります。 今回の大規模土砂災害では、「土砂災害警戒区域」に指定されていない 「土砂災害危険箇所」で起こった地域(安佐南区八木、緑井、山本等)も多く、 広島県の警戒区域指定の遅れも(1万1,834カ所は全国9番目)問題となっています。 また避難勧告放送について、発令のタイミングが遅かったのではないか、という批判や 雷や土石流が放送の音をかき消したり、スピーカーが破壊されて避難勧告を知らなかった、 という被災者の声がありました(『産経新聞8.22』)。 政府としては今回の災害を受けて、(危険箇所から)警戒区域への指定促進の支援や 避難勧告発令の在り方を見直すとしています。(『神奈川新聞8.22』) 三浦市におきましても警戒区域の見直しをはじめ、 さらなる住民への危険性周知の徹底が必要となります。 また騒音やスピーカー破損によって防災無線が聞こえない場合を想定し、 さらに【三浦市防災情報メールサービス】をご活用頂くことで 対応出来る部分もあると考えます。 「土砂災害警戒区域」の指定は、全国で35万4,769ヵ所あり、 うち特別警戒区(レッドカード)は20万5657ヵ所になっています。 三浦市の警戒区域は、178ヵ所で、特別警戒区域の指定はありません。 当市でも「警戒区域」指定まで至らない「土砂災害危険箇所」が 419ヵ所あるので注意が必要となります。 三浦市では、「土砂災害警戒区域」の周知と円滑な警戒避難体制の確立を目的として 「三浦市土砂災害ハザードマップ」を作成していますのでご参考にして下さい。 【三浦市土砂災害ハザードマップ】 http://www.city.miura.kanagawa.jp/kikikanri/dosya-hazardmap.html 【土砂災害警戒区域および土砂災害特別警戒区域とは・・・?】 『土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律』に基づいて 調査を行い、「急傾斜地の崩壊(がけ崩れ)による災害への注意が必要である」 と都道府県により指定・告示された区域です。…